8つの世界遺産

 

1. シーギリヤロック

2. ダンブッラ黄金寺院

3. 聖地キャンディ

4. 古都ポロンナルワ

5. 聖地アヌラーダプラ

6. スリランカ中央高地

7. シンハラジャ森林保護区

8. ゴール旧市街地と要塞

 

1. シーギリヤロック    (文化遺産  1982年登録)

 

1番人気の観光地です。

古代都市のシーギリヤはBC3世紀頃に、宗教的なコミュニティがあったことを示す考古学的遺跡が残っているようですが、一般的には5世紀に王カッサパにより岩山の頂上に建造された王宮跡があることで知られています。

カッサパ王は父王を殺めて王権を奪い、異母弟に王位を奪還されることを恐れて、それまでの首都であったアヌラーダプラからシーギリヤへと遷都しています。

岩山の高さは約200mで、周囲は切り立った崖であり、鉄製の急階段(1200段)を登り頂上に立つと、360度の絶景を堪能できます。

途中の岸壁には、美女のフレスコ画である「シーギリヤ・レディ」が残っていて、魅惑的な微笑みで人々を魅了しています。

 

2. ダンブッラ黄金寺院    (文化遺産  1991年登録)

 

スリランカ最大の石窟寺院で、高さ150mの岩山の中腹にある自然の洞窟を利用した5つの窟があり、中には多数の聖像が安置され、数多くの壁画が描かれています。

153体の釈迦像と3体のスリランカ王の像、4体のヒンズ-教の神像が祀られています。

アヌラーダプラ時代(紀元前1世紀-993年)と、ポロンナルワ時代(1073年-1250年)に、大部分が建設されています。

ダンブッラとは、「水の湧き出る岩」という意味なのだそうで、第二窟は「マハラジャの石窟」。天井の岩から水が滴り落ちてくる場所に壷が置いてあり、枯れることがない聖なる水です。

岩山の頂上からはシーギリヤロックを望むことがでます。

 

3. 聖地キャンディ    (文化遺産  1983年登録)

 

国の中央に位置するキャンディは、スリランカの仏教の聖地であり、シンハリ人による最後の王朝の都です。

インドからもたらされた仏歯が納められた仏歯寺があり、仏教徒に崇拝される重要な信仰の地です。

仏歯は伝統的なシンハラ建築の様式で建てられた八角形の堂に安置されていて、1日3回の礼拝の時間のみ開放され、人々が長い行列を成しています。

また、7月のペラヘラ祭では、煌びやかに飾られた像の背中に仏歯が乗せられ、民族衣装の踊り子と楽団と共に町中を練り歩きます。

ペラヘラとはシンハラ語で「行列」を意味し、このお祭りはアジア3大祭りのひとつで、仏教徒のみならず多くの人々を魅きつけ、毎回、世界各地からの観光客でとても賑わっています。

 

4. 古都ポロンナルワ    (文化遺産  1982年登録)

 

南インドのタミル人の侵略を受け、11世紀初頭にシンハラ王朝は首都をアヌラーダプラからポロンナルワに遷都。

首都のあった13世紀の半ばまでの間、特にパラークラマ王の治世では交易と農業が栄え、ポロンナルワは黄金時代を迎えています。

農耕と防衛の両方の目的で灌漑設備の充実が図られ、パラークラマ海と呼ばれる巨大な灌漑用貯水池が建設されています。

その後の治世では南インド王朝に屈して、シンハラ王朝はポロンナルワを放棄し、忘れられた都となり、ジャングルに埋もれていたのですが、19世紀に発見されています。

現在ではきれいに整備され、古都の建築やパラークラマ海が観光客を惹きつけています。

 

5. 聖地アヌラーダプラ    (文化遺産  1982年登録)

 

BC5世紀からAD11世紀にかけて、シンハラ王朝の都として繁栄し、仏教聖地として多くの遺跡が残っています。

巨大なストゥーパ(仏塔)が多数あり、宮殿や僧院、仏像など見所にあふれています。

仏陀がその下で悟りを開いたとされる菩提樹の分け木もあり、仏教徒の崇拝対象になっています。

仏教聖地としての一方、優れた都市計画が成されていて、灌漑用の人口の湖が多数作られ、高度な土木技術があったことが知られています。

それぞれの遺跡は数キロ離れていることが多く、暑いなか、徒歩ではとても無理であり、やはりタクシーがベストの手段です。

 

6. スリランカ中央高地    (自然遺産  2010年登録)

 

ピーク・ウィルダーネス保護区、ホートン・プレインズ国立公園、ナックルズ保護森林から成り、標高2500m以上を含む熱帯雨林となっています。

スリランカの顕花植物の固有種の半分と脊椎動物の固有種の51%がこの地域で確認されています。

1000m以上の崖が切り立ったワールズ・エンド(地の果て)があり、頂上からは絶景が望めますが、高所恐怖症であれば足がすくんでしまいます。

ピーク・ウィルダーネス保護区内にそびえるスリー・パーダ山(アダムスピーク : 標高2238m)は、山岳信仰の地で、仏教徒、キリスト教徒、ヒンドゥー教徒、イスラーム教徒の共通の聖地となっています。

 

7. シンハラジャ森林保護区    (自然遺産  1988年登録)

 

「シンハラジャ」は「ライオンの王国」を意味していて、スリランカの国立公園の一つで、生物圏保護区として世界的にも重要な地となっています。

東西21km、南北は最大でも 7km という小規模なもので、ゾウなどの大型哺乳類はおらず、ヒョウが稀に目撃されています。

低地の原生雨林地域であり、昆虫、鳥類、両性類、爬虫類、哺乳類などの宝庫であり、スリランカの固有種が多く生息しています。

ほとんど人の手に侵されていない自然環境で、自然および生物好きにはたまらない地で、野生の生き物たちを堪能できます。ヒルが多いので、慣れない人は要注意です。

 

8. ゴール旧市街地と要塞    (文化遺産  1988年登録)

 

ゴールの記録はもっとも古いもので2世紀のプトレマイオスの世界地図に載っています。

当時、すでにギリシャ、アラビア、中国との交易が頻繁であった港町だと述べられています。

その後16世紀にポルトガルの植民地となり、城塞が築かれ、次にはオランダの手に落ち、最後にイギリスの植民地となっています。

その間に町は拡張、整備されて現在の城塞都市となっています。

町全体は古風な異国情緒があり美しく、歴史的な教会やモスク、公的建造物など多くの観光スポットがあります。

2004年のスマトラ沖地震では、スリランカの沿岸地域は3万人余りの死者が確認されていますが、城壁に囲まれた市街はほとんど被害を受けなかったそうです。